PH5で明るさをデザインする

 

北欧の照明といえば、ルイスポールセン。

ルイスポールセンといえばPH5。

いろいろ見たけど、やっぱりPH5かな?と思う方。

照明を探しているうちにたどり着く方。

などなど、思い浮かべる方も多いと思います。

そのPH5が、2018年春、新たに生まれ変わったのをご存知でしたか?

 

 

 

1958年の発表から60周年を迎えたポール・ヘニングセンの代表作であり、時代を彩ってきたPH5のカラーバリエーションが、

鮮やかで魅力的に一新しました!

昨年、PH 5の誕生60年を記念し発表した、PH 5ミニと同じ鮮やかなカラーのモデルをリリース。

クラシック・ホワイトとモダン・ホワイトの2つの白、そして、オレンジ、ローズ、レッド、グリーン、ブルー、グレーという、

6色の大胆なカラーです。

 

 

PH5の生みの親で、近代照明の父と呼ばれるポール・ヘニングセン(PH5のPHは、Poul Henningsenの頭文字)と、

ルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。

革新的照明メーカーとしてのルイスポールセンの地位を確実なものにした1926年の「3枚シェードのPHランプ」。

その継承として、1958年にPH 5ペンダントを開発しました。

電気を使う照明がまだ新しく、目をくらませるような眩しい光で、効率だけが優先された時代にヘニングセンが目指したのは、

人と周囲を美しく見せる、機能的でやさしい光を作りだすことでした。

4枚のシェードと内側の小さなリフレクター(反射板)で構成されるPH5は、100%グレア・フリーの心地よい光を発します。

(グレアとは、不快感やものの見えにくさを生じる「まぶしさ」のことで、グレア・フリーとは、ポール・ヘニングセンが提唱した、

不快な眩しさを無くすことで、心地よい光を実現しようとした思想です)

下方向と横方向への光の理想的な組み合わせを作りだし、周囲と照明器具自体をやさしく照らします。内側のリフレクターも、

日中の自然光のリズムを補完する、暖かみのある光のトーンを生みだします。

ポール・へニングセンがパイオニアとして切り開いてきた良質な光のアイディアは、影と光、グレア、光による色の再現、

そしてそれら光の特性を人間の福利に結びつくように利用することは、今もルイスポールセン社が実践する

ライティング・セオリーの基礎となっています。

 

 

多才なヘニングセンの特徴であった、機能とフォルム、テクノロジーと美学のバランスを見事に表現した PH 5 は、

点灯時も消灯時も美しい彫刻のように輝きます。

新しい大胆なカラーは、シェードが上から下へ向かうにつれて塗装色が明るくなるグラデーションにより、

このランプの素晴らしさが強調されています。

製作から60年経た今も、これからも、PH 5ペンダントは、ルイスポールセンのベストセラーとして、

世界中のシーンを彩り続けます。

 

 

BoSTYLEでは、レッド・グラデーション、グレー・グラデーションを展示しています。

ぜひ実際の灯りを体感しにいらしてください。