嫁入り家具日記。 PP68

こんにちは。暑い毎日が続きますね。
まだまだ、7月。
そろそろ、セミの声も聞こえたり・・・。
セミも、暑くて元気がなくなったりするのでしょうか・・・(-。-)

さて先週、ハンス・J・ウェグナーデザインの「PP68」を、
T様のお宅に、お届けさせていただきました。
こちらは、ウェグナーが晩年にデザインした椅子で、
たくさんの椅子をデザインした集大成ともいわれています。
座面が革張りの「PP58」も人気です。

「PP68」はこんな感じで、T様家の仲間入りをしました。

 

110714_1.jpgBo STYLEの椅子に色々座っていただき、
テーブルの高さと合わせたり・・・。
そして、この「PP68」に決まりました。

 

110714_2.jpgテーブルの購入も考えてみえましたが、
今の家族構成やエクステンションの利便を考え、
まずは、天板を補修して使用します。
いずれこのテーブルは、別の部屋で使用し、
その際には、ダイニングテーブルの購入を検討されることになりました。
物を大切に使用されるT様のお話に、
このPP68も、そんな風に大切に使っていただけるだろうなぁ。と嬉しくなりました。
もちろん、この椅子も座面のペーパーコードを修理して、長~く使用していただけます。

この「PP68」は、デンマークの家具づくりの伝統を受け継ぐ工房PPモブラーで生まれています。

 

110714_3.jpgもちろん、デンマークの研修旅行では、PPモブラーの工房を訪ねました。
自然に囲まれた町の中に、その工房はありました。
工房では、家具職人の手によって、吟味された木材が、パーツになり、
そのパーツが、一つのチェアとして完成されていきました。


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110714_5.jpg雑誌でしか見たことのなかったPPモブラーの社長であり、
「Master of? Craftsmen(名匠)」の肩書きを持つ、
現役の家具職人のソーアン・ホルスト・ぺダーセンさん。
直接、お話を色々聞けて、木や家具に対する想いが、とても伝わってきました。

日本でも、雑誌「Pen」で特集が組まていましたね。
頂いたこんな雑誌にも、親子3代の写真で表紙を飾っていましたよ。

 

110714_6.jpgソーアン・ホルスト・ぺダーセンさんは、真ん中の方です。
いつまでも、3人の姿が、あの工房にありますように。