このチェアはもともとウェグナーによって、DSBフェリーのためにデザインされました。
しかし、DSBは最終的にウェグナーの別モデルPP208を採用しました。その後、彼はデザインの改良を進め1987年にPP MoblerがPP58/68の製造を始めたのです。
このチェアをデザインするにあたっての出発点はシンプルさ、耐久性、そして機能性でした。ウェグナーは製作にあたって、他のものとしてではない、シンプルにチェアを作ることをひとつの要素としてデザインしました。
PP58/68をデザインしたことで、ウェグナーはダイニングテーブルを囲んだ長く心地よい夕食のひと時にぴったりな、快適で座り心地のよいダイニングチェアを作りだしたのです。ウェグナーの他の、場所を要するモデルに対し、このチェアの短いアームがテーブルの下にもぐりこむようにデザインされています。
PP58のシートは革、PP68はナチュラル、またはブラックのペーパーコードとなります。
これらのモデルはまたそれぞれ異なるサネ構造となっています。