ボーエ・モーエンセンのチェア。

デンマークの名匠のひとりと言えるであろう、ボーエ・モーエンセン。
彼の自宅のダイニングでは、代表作のJ39が使われています。
シェーカーチェアからヒントを得てデザインした最高傑作です。
「誰もが手に入れられる安価で質の高い椅子」として、1947年にデザイン。

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現在、Bo STYLEの店頭には、ボーエ・モーエンセンのダイニングテーブルと一緒に、
彼のデザインした4脚のチェアが展示してあります。
その中の3脚をお向いにあるコスモホームのモデルハウス「モイスの家」に運びました。

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右側のJ39、座面はデザインされた当初藁ヒモだったが、後にペーパーコードに変わっています。
前脚に差し込まれた座枠が、前後と左右で段違いになっているため、
編み地の座面に凹みが生まれ、座り心地を向上させています。
強度を損なわないという目的でなされたことが、機能をも向上させているのです。
簡素なフォルムながら、機能と美しさも合わせもっています。

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こちらは、J49。
モーエンセンらしい美しいバランスを実現したチェアです。
丸みを帯びたスティックは、深く腰掛けた体をしっかりと包みこんでくれます。
コンパクトで軽量なので、持ち運びもしやすいチェア。

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左より、「J39 オーク無塗装」 ¥69,300
材質や仕上げにより価格が変わり、ビーチ無塗装 ¥52,500~
真ん中、「J49 ビーチ無塗装」 ¥28,350
右側、「J49 ホワイト塗装」 ¥36,750
J49は他にラッカー仕上があります。 ¥32,550

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J49は、1944年にデザインされています。
「手頃な価格で良いデザインを」というモーエンセンの哲学に基づいて、
広く一般に受け入れられることを目指しデザインされました。

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ホワイト塗装のチェアは、無塗装やソープとは違った印象で、
玄関やお部屋のアクセントとして置いておくのもお薦めです。
ダイニングでは、爽やかな印象になります。

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私は、J39の姿勢良く座れる掛け心地が好きですが、
皆さま、デザインや座り心地のお好みはそれぞれ・・・。
ぜひ、座り比べてみてください。
そして、ボーエ・モーエンセンの堅実で温かい人柄を感じてみてください。
お待ちしています。