たためる椅子SMALL
今回は、久々にお店に登場した、「たためる椅子 SMALL」をご紹介します。
以前に、「たためる椅子」については、こちらのブログでご紹介しているので、
合わせて参考にしてください。(約1年前のブログでした)
たためる椅子とたためるサイドテーブル
たためる椅子は知っていても、SMALLはご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんが、
たためる椅子がリビングでくつろぐ椅子だとしたら、SMALLは、ダイニングで使用する椅子です。
ただ、ダイニング用と言っても、少し低めの座面高で、セットで製作されているダイニングテーブルの高さは、
一般的なダイニングテーブルの高さである、H70㎝ではなく、H63cmの高さです。
ダイニングでもリビングのような感覚でゆったりするには、最適な椅子だと思います。
たためる椅子SMALL
サイズ:W500×D489×H660(SH385)
樹 種:アルダー材
重 量:5Kg
お店にある、Yチェアと高さの比較をしてみました。
ちなみに、Yチェアは、SH43㎝のタイプです。
比較してみると、全体的に小ぶりですね。
折りたたみの機能も健在で、コンパクトでも革張りでしっかり座れる、優秀チェアです。
さらに、たためる椅子と比較してみるとこんな感じ。
親子みたいです(笑)
調べてもなかなか、たためる椅子SMALLについての情報が少ないのですが、
吉村順三さん、中村好文さん、丸谷芳正さんの協働で製作された「たためる椅子」の改良版です。
基本的な構造は変わらないのですが、形状でパッと見て違う部分は、
ロの字脚の形状が、若干下広がりの台形状になっているのが、折りたたんでみるとわかります。
これは、折りたたむ為の機構の部分を上手く避け、荷重にも耐えられるようにと考えられた構造だと思われます。
また、折りたたみという、とても機能的な椅子であるにもかかわらず、金具もほとんど見えず、
パッと見で木部で作られている機構部分が見えないので、機能を感じさせず、素朴な印象を与えてくれます。
木部は、アルダー材を使用していて、たためる椅子のベイマツとは異なります。
アルダー材は広葉樹、ベイマツは針葉樹なので、小振りなSMALLには、針葉樹に比べて硬度があり、
でも、硬すぎず重すぎない、家具にも昔から良く使われているアルダー材を選ばれているのだと思います。
ただ、どちらも赤みのある木なので、経年の印象は大きくは変わらないかと思います。
ちなみに、最近は、たためる椅子をスギ材でも製作をされているので、こちらはまた印象が変わります。
※たためる椅子の展示はベイマツ材のものになります。スギ材の展示はありません。
低めのダイニングをお考えの方や、アウトドアにもいいかもです。
ぜひこの機会に、たためる椅子、たためる椅子SMALLを比較して座ってみてください!
※展示のものは、現物の販売もしているものですので、
ご来店の際に無くなっている場合がありますことご了承ください。