たためる椅子とたためるサイドテーブル
先週は、臨時でお休みをいただいてしまい申し訳ありませんでした。
今週23日火曜日より、通常営業しております。
1月のイベント「書に出会う」も、1月30日火曜日まで開催しております。
今週末27日土曜日、28日日曜日、30日火曜日は、書家の鈴村尚子先生も在廊しておりますので、
ぜひ皆様ご来店ください。
※在廊時間は13:00~16:00頃まで
今回は、久しぶりに、商品紹介のブログです。
この「たためる椅子」は、日本を代表する建築家である吉村順三が、1988年に設計した八ヶ岳音楽堂の為に300脚製作、
2年後の1990年に正式に発表された椅子です。
木造建築の中に整然と並ぶ姿も美しい折り畳み式の木の椅子は、製作当初の仕様から改良が加えられ、
吉村順三と師弟関係にある建築家の中村好文、丸谷芳正の3人の協働デザインとして現在も作り続けられています。
「本格的にきちんと座れるフォールディングチェア」として、折りたためる機能性と、座り心地の良さが特徴で、
さらに、収納性も考えられており、木製の専用スタンドを使えばきれいにしまえるようになっています。
「必要な時に必要な数だけとりだして使える日本の座布団は、昔の人々の残してくれた素晴らしい生活用具だと思います。
掛け心地は勿論ですがオブジェとして形よく、座布団のように簡単に小さく畳めて持ち運びも便利で、狭い所にも仕舞える
椅子をつくりました。」 吉村順三
試作改良を重ね、快適性・機能性・美しさを兼ね備えたこの椅子は、吉村氏のデザインに対する妥協を許さない姿勢と、
使い手のことを考えた心が表れています。
BoSTYLEでもお問合せが多く、店頭ではいつでも座り心地を体感していただけます。
木部はベイマツで少し赤みがあり、時間と共にその赤みも増していきます。
座面の高さも少し低めで、横幅も広いので、男性でもゆったりと座っていただけます。
折りたたんだ時の薄さ、まさか折りたたみができるなんて!というくらいしっかりしている見た目の印象との
ギャップの面白さも、この椅子の魅力を引き立たせ、愛され続ける理由ではないかと思います。
座面は現在4種類から選ぶことができるので、お気に入りの1脚を選んでいただけたらと思います。
木部ナチュラル 革N201 (レッドブラウン)
木部ナチュラル 革N202 (ブルーグリーン)
木部ナチュラル 革N203 (ダークブラウン)
木部ナチュラル キャンパス生地 (ベージュ)
さらに最近、「たためるサイドテーブル」も店頭で見ていただけるようになりました。
同、仕舞えるシリーズのテーブルで、たためる椅子の良き相棒として再現。
脚周りの形状が似ているので、たためる椅子との相性は抜群です!
たためる椅子のサイドに置いたり、2脚並べた間に置いたりと、使い方場自由です。
もちろん、使わない時はスッキリたたんで仕舞えます。
材質も椅子同様ベイマツで、サイズがW62×D62×H33(㎝)と、天板の大きさは、大きすぎず小さすぎず。
たためる椅子の座面とほぼ同じ高さで、座卓として使うにはちょうど良い高さです。
折りたたむとなんと7㎝!たたんだ時の薄さは、ちょっと感動しますよ。
マグネットが付いているので、折りたたんだ脚が開いてくることもありません。
このテーブルは、ネットで検索してもなかなか出てこないので、少しでも多くの方に知っていただけると良いなと思っています。
たためる椅子、たためるサイドテーブルは、現在も協働作者のお一人である丸谷芳正さんが、日々作られています。
その為、少し製作に時間はかかりますが、確かなものであることは間違いなく、手にした時から何十年と
使い続けられるものであり、後世に受け継いでいってほしいものの一つだと思います。
ぜひ、「使い続けられるもの」で、日々の生活に楽しみをプラスしていっていただけたらと思います。