寒い日には・・・東屋の於福鍋で。

雪、降りましたね。
そして、みぞれ、雨へ・・・。
寒いこんな日には、お部屋も体も温める鍋料理などはいかがでしょうか?

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東屋の於福鍋。
東屋は、日本全国各地の職人達と、暮らしの道具をプロデュースしています。
「長く使えることを大切にしたい」という想いがBo STYLEと同じです。
経年変化を楽しみ、子供の代、孫の代と引き継ぐことができ
上質で、愛着を持って使い続けることができる。
そんな物を皆さまにお勧めしていきたいです。

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食材の芯からじっくり火を通し、鍋を美味しく作れる於福鍋。
伊賀の土からできた土鍋は、保温力があり、しかも軽量で使いやすい。
於福鍋で使用されているのは、三重県伊賀で取れる古琵琶湖の底土。
山が風化し、雨水で流されて溜まった底土は、粒子が細かく軽い、粘土となります。
この粘土は、炭化した有機物を多く含み、粘土を焼くと独特の気泡のある素地に。
気泡があるということは、熱を逃がしにくく、保温性が優れます。
だから旨味をしっかり閉じ込め、お鍋もお美味しく出来上がります。
また、通常の鍋より軽量でできるのは、気泡を含んだ伊賀の土ならでは。
先人の「土と釉は同じ山のものを使え」という教え通り、
伊賀の職人が伊賀で取れる土、
伊賀で取れる釉薬を使い、一つ一つ丁寧に伝統工芸士がつくり上げます。

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土鍋をお求めいただきましたら、まずは目止めをしてください。
(※目止めによって貫入(表面の細かなヒビ)に染み込む汚れを若干抑え、
  また土の荒い目をふさぐ役割があります。)
土鍋でお粥を作ってください。
でんぷん質が土鍋の細かい貫入を埋め水漏れを防ぎます。
目止めや取扱いについては、ご案内の紙も箱に入っていますのでご安心を。
そして、実際に使う前には水やお湯をはり
よく水分を吸わせてから使ってください。
また土鍋が暑いうちに底や側面に水やお湯をかけ、
急激に冷やすと割れてしまいます。
洗うときは、土鍋を冷ましてから洗ってください。
使い終わって洗ったら、よく乾かしてください。
丁寧に扱って長年愛用していただきたいですね。

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サイズは、七寸(1~2人用)・八寸(3~4人用)・九寸(4~5人用)と三種類。
石灰(焼き上げると無色透明のガラス状になり、素地の土の色がそのまま出る)と、
黒飴(少し透明性のある黒色の鉄釉で、柔らかさと風雅さを持つ)の二タイプがあります。
オーブン・電子レンジ・IH・食器洗浄機は使っていただけませんが
鍋以外にも、ごはんや煮物など、年中使っていただきたいです。
まずは、具材も色々、栄養たっぷりのお食事で温まってください。
そして、於福鍋をあなたの鍋として、育ててみませんか?