語り継ぎたい存在価値 Vol.17

語り継ぎたい存在価値。
本日、ご紹介するのは、FREDERICIA(フレデリシア)社が手がけているハンティングチェア。
ハンス・J・ウェグナーとの親交も深かったというボーエ・モーエンセンのデザインしたチェア。

121020_1.jpg彼が独立をして最初の仕事として、コペンハーゲン家具職人ギルド展示会に出展した。
真面目なモーエンセンが、型から抜け出したデザインをしたのは、
テーマが、「ハンティング・ロッジ」だったからだろう。

構造的に冒険をしているこのチェア、
座面を支えるフレームは、背後に延びていってそのまま後脚を兼ねている。
彼のチェア、スパニッシュと一緒で革には、ベルトがついている。
 オーク材の華奢なフレームに年を重ねるごとにいい色に変化する分厚い革の座面と背もたれだ。


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1950年に発表された作品なのですが、技術的にフレームの製作が難しかった。
近年になって工具の発達により、生産が可能になったそうだが、
実は、日本のマーケットの声が決め手になったという。
フレデリシア社にとって、モーエンセンは重要なデザイナーでもある。

121020_2.jpgBo STYLEでは、彼の他のチェアもご覧いただけます。
ご来店、お待ちしています。

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