語り継ぎたい存在価値 Vol.16

語り継ぎたい存在価値。
今回は、ロッキングチェアのJ16をご紹介いたします。

120712_1.jpgロッキングチェアの中で、世界で最も売れているといわれている、ハンス・J・ウェグナーのJ16。

J16のアームの前方部分が少し外に開いているのをご存知でしょうか?
これは、当時ウェグナーの奥様、インガ夫人が妊娠中だったので、
奥様が、腰掛けやすく、また楽に立てるように設計されたそうです。
家具職人として、また夫としてのウェグナーの人間性が表れる心温まるお話です。

しかし、専門家では、J16はボーエ・モーエンセンとウェグナーの共同作品ではないかという話もあるようです。
当時のロッキングチェアを製作していた工場で、2人がプロトタイプを作っていたという証言もあるようです。
とはいえ、妊娠中の奥様を思ってデザインされたものには、間違いがないですね。

1998年、フットスツールもつくられました。
1940年代にデザインされ、シンプルな姿は、50年以上経った今でも古さを感じさせないタイムレスなデザインゆえ、
世界中で変わらず販売され続け、人々を魅了しています。

120712_2.jpgこのロッキングチェアJ16、今月末までには、Bo STYLEにも入荷いたします。
入荷後、改めてご案内させていただきますが、ぜひ心温めるJ16をご覧くださいませ。

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