語り継ぎたい存在価値 Vol.13

語り継ぎたい存在価値。
モーエンス・コッホの「MKフォールディングチェア」を紹介します。

111213_1.jpg歴史的なフォールディングチェアの名作。
数ある北欧家具のフォールディングチェアの中の代表作といえる、
ディレクターズチェアとして日本でもなじみ深い作品である。
しかし、1932年にこの椅子がデザインされた時には、
あまりにも斬新なデザインが受け入れられず、商品化されませんでした。
実は、モーエンス・コッホは、コーア・クリントの「サファリチェア」に刺激を受けてデザインしていました。

111213_2.jpgデザインされてから、約80年近く経った今でも、古さを感じさせないタイムレスなデザイン。
折りたたみ時の座面の上下を、可動式のリングで実現した発想は大胆。
そのリングをクラシックな印象を与える真鍮の金物を使うなど、逆に新鮮に感じる。

111213_3.jpg折りたたんでも自立するほどにバランスがすぐれている。
丁寧な仕事は、モーエンス・コッホの職人気質の表れ。
より快適な座り心地を感じるため、クッションの用意もオプションである。

111213_4.jpg1960年に初めて商品化され、現在は同じデザインで子供用にスケールダウンしたものや、
スツール、テーブル、そしてこの椅子専用のラック等も商品化されている。
室内はもちろん、デッキや屋外をはじめ、来客時にさっと出せるチェアとしてもお薦め。
商品化されてからは、北欧のみならず世界中から大きな賞賛を得ているチェアです。

111213_5.jpgデンマーク紀行に登場してくるピーターに、子供用に座ってもらいました。
Bo STYLEでも、座っていただけます。
この歴史あるMKフォールディングチェアの良さを実感してください。